自民党の茂木敏充幹事長(67)は7日、党本部で開いた会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との〝接点〟で経済再生担当相を辞任した後、同党の新型コロナウイルス対策本部長に就任した人事について言及した。

 山際氏は大臣辞任からわずか4日後、新型コロナ対策本部長に就任したことで、SNS上で「期待できない」との書き込みが続出している。党内からも「誰が決めたのか。人材不足を露呈した格好だ」と不安の声が上がり波紋が広がっていた。

 茂木氏は「人事について常に適材適所で行われていると考えておりますが、ご指摘の本部、これ政務調査会の人事でありますので、そちらに聞いてください」と語り、適材適所の認識を示しつつも、岸田文雄首相の人事に関して突き放した印象を持たせた。

 山際氏は麻生太郎副総裁が率いる〝麻生派〟に所属の国会議員。岸田首相は山際氏を大臣ポスト更迭した際「麻生氏より甘利明前幹事長に気を遣っていた」と言われている。

「その影響で更迭の対応が後手にまわった感があります。甘利氏は山際氏を引き連れて麻生派に入りました。山際氏の新型コロナ対策本部長の就任は、党内で甘利氏の意向があったと言われているんです。茂木幹事長は岸田首相と甘利氏の深いやりとりまでは承知していない可能性がありますよ」(永田町関係者)

 山際氏の新型コロナ本部長スピード就任をめぐっては「党の支持率の低下を招くことがあります」(自民党議員)との見方もあり、目が離せない状況が続いている。