経験値をプラスに変える――。横浜Mの水沼宏太(32)が7日、都内で行われた年間表彰式「Jリーグアウォーズ」でベストイレブンに選出された。

 今季は東アジアE―1選手権で初の日本代表に選ばれるなど、飛躍の1年を過ごした水沼。「昨季はスタメンが1回しかなかった。昨季からしたら考えられないシーズンを送った。覚悟を決めて臨んだシーズンで、メンタルを保ちながらとにかく自分を表現できるようにやっていけたのが成長できた部分だと思う」と振り返った。

 水沼の父で元日本代表・貴史氏も届かなかったベストイレブンに輝いた。それでも「父を超えられたとは思っていない」とした上で「僕自身の憧れの人、尊敬する父でもあり、元選手でもあり、そして、マリノスの偉大なる先輩でもあるので、そういう父と同じクラブで優勝できたのは、僕にとって幸せなこと」と神妙に語った。

 遅咲きではあるが、進化を止めるつもりはない。「年齢は自分ではそんなに考えていない。年齢を重ねても他の選手にはない経験が自分にはついてくる。その経験を自分の武器にして、昨季よりも今年、今年よりも次と、どんどんアップデートしていかないといけない。常にギラギラした気持ちを持ちたい」と力強く宣言。若手に負けない向上心で、来季も存在感を示すつもりだ。