防府競輪GⅢ「開設73周年記念 周防国府杯争奪戦」は6日、最終日を迎える。3日目の準決11Rではハマのプリンス・郡司浩平(32=神奈川)が出色の走りでファイナル入りを果たした。

 郡司は佐藤慎太郎―永沢剛を連れての赤板先行。佐藤の好援護もあり、末木浩二、太田竜馬の同型に全くレースをさせずに風を切った。最後の直線では佐藤に逆転を許したが、負けて強しだ。

「残れなかったら脚力がないだけと(思い)、ペースで駆けられた。距離が長かった分、余裕はなく、ガムシャラに踏んでいるだけだった」

 ファイナルへの最終関門でリスク覚悟の先行策ができるのが超一流たるゆえん。輪界最高位のS班戦士が格の違いをこれでもか、と見せつけた。

 今年最後のGⅠ、小倉競輪祭へ向けてトレーニングをしている最中だが「疲れている中でいつもより動けちゃっている。疲労感のたまり具合は強いが内容、結果も上デキ。次につながります」と、実にすがすがしい。

 決勝は準決同様に佐藤―永沢を連れての自力勝負。「今年の残りレースも少なくなってきた。悔いのないように走りたい」。清水裕友の地元記念5連覇を阻むなら、この男になりそうだ。