格闘技イベント「RIZIN LANDMARK4」(6日、愛知・ドルフィンズアリーナ)で弥益ドミネーター聡志(32)と対戦する平本蓮(24)が、〝燃える闘魂〟アントニオ猪木さん(享年79)の言葉を胸にリングに向かっていることを明かした。令和格闘技界きってのビッグマウスが、接点なき闘魂から影響を受けた理由は…。
今回挑む弥益は、平本にとって明らかな格上となる。総合格闘技(MMA)で相手が13勝6敗、自身は1勝2敗と経験も勝率も大きな差があるのが現実だ。それでも「どんな苦しい展開になっても戦い抜こうというか、必ず勝利をつかみ取りたいと思います。自分の力で倒して(下馬評を)ひっくり返したい」と断言。相手の強さを認めつつ「今までも『負ける、負ける』と言われた試合に勝ってきたので、総合でもそういう試合をしたい」とビッグマウスで下克上を誓った。
その揺るがぬ自信の裏にあるのが、猪木さんの名言「出る前から負けること考えるバカいるかよ」だという。平本は「ホントそうだよなって思うんですよ。一番かっこいいなって思って、自分の支えになってるんです。どんな状況でも自分を信じるというか」と力説する。
この名言は1990年2月10日の東京ドーム大会で、アナウンサーから「もし負けることがあると…」と質問された猪木さんがビンタとともに放ったもの。まだこの世に生まれていない平本がナマで見ているはずはない。実は父親を通じて授けられた言葉だった。
小学生時代、キックボクシングの試合で初黒星を喫したのがキャリアが上の選手だった。その選手と1年後に再戦する機会があったが、当時の平本少年はリベンジを期して緊張していたという。その時、父親から「猪木もこう言ってるんだぞ」と教えられた。
「父親はアントニオ猪木をすごい好きで、名言をすぐ言うんですけど。その時に『おお! カッコイイな』って思ったんです。だからその言葉は小学校のころから試合前に自然と思うようになりましたね」
その後も闘魂に支えられ続けた平本。「直接的に何も関わりはないですけど、自分の心の中では生きている人だったんです。亡くなられてしまいましたけど、それは変わらないです」。猪木さんの言葉を胸に、大番狂わせを誓う。












