スピードスケートで平昌五輪女子500メートル金メダルの小平奈緒(36=相沢病院)のラストレースを前に、早くも会場が熱を帯びている。

 長野・茅野市出身の小平は「最後に自分のスケートを表現するのは、地元の信州」との思いから、22日12時05分開始予定の全日本距離別選手権2日目(長野・エムウェーブ)の500メートルを現役ラストレースにすると公言。最後の雄姿を一目見ようと、多くのファンが会場に足を運んでいる。

 大会実行委員会によると、9月16日からチケットの発売を開始したところ、22日分の予定販売枚数(約4000枚)は10月上旬ごろに完売。また、16日から追加販売が実施されているものの、会場関係者は「当日券もすでにほぼ完売したみたいですよ」と明かすなど、かつてないチケットの売れ行きぶり。会場の収容人数は約6400人だが、長野県スケート連盟の関係者も思わず「長野五輪以来の満員になるね」と目を細めるほどだ。

 20日には「いつも閑散とした中で滑ることが多いけど、こうして土曜日に戻ってきたような形で、特に地元のみなさんが『見に行くよ』と言ってくださっている。長野で生まれて、長野で育ってきた、信州で育ってきた私としては、本当にありがたいなと思う」と語っていた小平。地元への感謝を胸に、最後の大一番に挑む。