スピードスケートで平昌五輪女子500メートル金メダルの小平奈緒(36=相沢病院)の集大成となる一戦に、大きな注目が集まっている。

 全日本距離別選手権(21~23日、長野・エムウェーブ)での500メートル(22日)を現役ラストレースと公言している小平は、20日に会場での公式練習に参加。「たくさん練習しすぎないように、大事な練習をポイントで入れていった。体はしっかりと絞れている。ハングリーな気持ちで、ここまで来られている」と順調な仕上がりをアピールした。

 現役最後の今大会は、世界で最も結果を残してきた500メートルのみで勝負する。スピードスケート関係者は「今回の小平選手は500メートルにかけてきている。普段は1000メートルや1500メートルも合わせてやるけど、今回は500メートルだけなので、すごい滑りをしてやろうかなという感じで意気込んでいましたよ」と本人のモチベーションの高さを証言した。

 目標とするのは「過去の自分を超える滑り」。小平は具体的なタイムは明言していないものの、言葉の節々には確かな自信がみなぎっていた。「体の状態も含めて氷とのやりとりがマッチしてきた。この1週間は氷と〝意気投合〟している感覚があるので、最後まで仲良く滑りたい。ありのままでリンクの上に立っていたい」。22日は満員が予想される中、現役引退がウソのような好タイムを叩き出す可能性もありそうだ。