平昌五輪スピードスケート女子500メートル金メダルの小平奈緒(36=相沢病院)が13日、自身のインスタグラムを更新。「私のスケート靴」をテーマに胸の内を明かした。

 小平によると、現在使用しているスケート靴は今年で18年目。ブレードとシステムは2~3年のペースで変えているが、長年にわたって愛用している。

 小平は「大学1年生の時、祖父にこのスケート靴を買ってもらいました。革を張り替えたり、カーボンを補強したりして、来週末ついに完走です」と書き出したうえで、「途中、何回か新しい靴をつくってみたものの、やっぱりこの靴とのフィーリングがよくて、右のかかとは滑っている時に自分のブレードで蹴りすぎて、カーボンに穴が空きましたが、何とか持ち堪えてくれました。まさに身体の一部です。祖父は、このスケート靴を買ってくれた翌年に亡くなりましたが、元気なときは一眼レフを持ってよく大会に応援に来てくれていました」と思いをつづった。

 現役生活ラストレースとなる全日本距離別選手権(21~23日、長野・エムウェーブ)の女子500メートル(22日)まで残された時間はわずか。

「トップアスリートになると、道具やウエアが提供されることはよくあります。スポーツを続けていく上では、とてもありがたいサポートでもあります。一方で、家族の応援のカタチが宿る相棒と、ここまで一緒に滑り抜いてこられたこともまた、感慨深いものがあります。応援の輪が広がって、今では多くの応援をまとって氷上に立つことができています。家族は、その土台にどっしりと存在していて、どんなときも、いつでも、いつまでも見守ってくれています」と感謝の思いを記した。

 最後には「あと9日。私の表現できる全てを、氷上に描いていきます」と〝氷上の哲学者〟なりの覚悟を示した。