女子プロレス「スターダム」の〝お騒がせ女〟ジュリア(28)が新技を繰り出し、頂上決戦へ弾みをつけた。
シングルリーグ戦「5★STAR GP」ブルースターズ公式戦(24日、ベルサール高田馬場)で、ワンダー王者・上谷沙弥(25)と激突。勝ち点14で首位に立つ葉月を、ジュリア、上谷、岩谷麻優、MIRAIが追う展開とあって、負けられない一戦となった。
試合は、序盤から両者一歩も譲らない展開となった。だがタイムリミットが迫る14分49秒、ジュリアが思わず繰り出した〝新技〟(フロントチョーク)でレフェリーストップとなり、決着がついた。
試合後は「あの技かけた時、上谷はほぼ寝てたよね。だから、イタリア語で『おやすみ』って意味の『ブォナノッテ』からとって日本人の諸君もわかりやすいように『ボナノテ』と命名しようかな」と笑顔。
この日のブルースターズ公式リーグ戦では、岩谷が渡辺桃に敗れ、MIRAIは試合がなかったため、ジュリアが勝ち点15で単独首位に立った。去年のリーグ戦では首のケガで途中離脱を余儀なくされただけに、今年にかける思いは強い。
「やっとやっとの単独首位。今年はギンギンの状態なので。このまま最終戦(10月1日、調布)で(鈴季)すずに勝ち切って、優勝への切符をつかみたい」。
新たな技を習得し、上昇気流に乗るジュリアが悲願のリーグ戦初優勝へ突き進む。