旧統一教会元信者でジャーナリストの多田文明氏が2日、MBSテレビ「よんちゃんTV」にリモート出演。自身が参加した合同結婚式の〝裏側〟について赤裸々に語った。
多田氏が参加したのは1992年。まず参加の許可を得るためには「誓約断食」と呼ばれる7日間の断食を行う必要があった。
「前年に数人の信者とやったが、水だけ飲んで一切食べず7日間過ごす。寝てればいいわけではなく、普段の生活=お金集めは『ちゃんとしてこそ意味がある』と言われるので、何も食べずに街頭に出て後半ふらふらです。最後寝込んだ人もいる。実際にいるか分からないが、断食の最後の方には『死んだ人もいる』と上の人は言うので、怖いけど必死にやるという感じだった」(多田氏)。
それに加えて140万円の「感謝献金」を行い、参加OKが出ると、韓国・ソウル行の航空チケットが渡される。結婚相手の女性は文鮮明氏が決め、事前に写真で知らされるという。
その女性の印象について多田氏は「正直あまりタイプではなかった。ただ神様が決めた相手なので、『愛さないといけない』という思いはあった」と回想。他の参加男性についても「写真を渡されるときに、見てれば分かる。すごく喜ぶ人と、写真見た瞬間にすっと(引く人)…というふうに」と語った。
それ以前は式の前日に結婚相手の女性と初めて会っていたが、マスコミ報道に配慮し写真を渡す形式に変わったという。相手への拒否権は一切なく「拒否したら、『地獄の地獄に行く』と言われる。その恐怖心との戦い」と多田氏は顔をこわばらせた。
合同結婚式当日はソウルオリンピックスタジアムに3万組が参加。式後は「罪が清算される」として、互いの尻を棒でたたき合う奇妙な儀式が行われた。
「韓国の儀式らしいが、バットみたいなもので男性は女性、女性は男性の尻を叩く。力いっぱいやるのが信仰なので、優しくはダメ。痛いです。私の相手の方はがっちりした方だったので。宿泊先は男3人部屋だったが、尻を抱えて帰ってきて、全員笑っていた。意味が分からなく笑いしか出なかった」(多田氏)。
結局その後、多田氏はその女性と結婚にはいたらなかったという。女性は「祝福2世」の日本人で、両親は結婚を歓迎し1度あいさつに行ったというが、多田氏の両親はアンチ統一教会で、女性が来ることを拒否した。
多田氏は「向こうの女性はうちに近づけなかった。それで助かった部分がある。結婚前に親と話をして(旧統一教会を)辞めるという決断をした」と唇を震わせ振り返った。












