【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑474】獣人型UMAで有名なものはヒマラヤの「雪男」や北米大陸の「ビッグフット」だろうが、それ以外にも世界各地に獣人型UMAの目撃事例が存在している。

 ロシアには「アルマス」という獣人型UMAが生息していると言われているのだ。アルマスは身長1・8メートルから2メートルで、全身が赤茶けた毛で覆われているという特徴があり、生息地はロシアのコーカサス地方やパミール高原、モンゴルや中国のウイグル自治区などユーラシア大陸北部の広範囲にわたるという。

 今年6月、ロシアである男性が「自分と車を監視する獣人型UMA」の姿を捉えた動画を公開して話題になった。TraverZaというユーザーがユーチューブに投稿したのは、ロシアの道路脇で立ち往生していたドライバーが暗視カメラで撮影した映像だった。ドライブレコーダーのものなのか白黒で画質も良くないが、そこには夜間に雪の中を歩く男性を見つめる〝光る目の生物〟の姿がとらえられていた。その生物のシルエットは人間に似ており、雪や木々の間を縫って男性を追跡し、嫌がらせをしてきたという。

 果たして、この生物は何なのか。出没した地域こそ違うものの、米国のビッグフットを研究する民間団体がこの動画をシェアしたことで注目が集まり、コメント欄には視聴者から正体に関するさまざまな説が出てくることとなった。視聴者からは「悪魔」や「悪霊」、中には「眼鏡をかけた男性が地面を這っているだけ」という説もあった。それでも、撮影された国がロシアだっただけにアルマスではないか、という説が有力なようだ。

 なお、アルマスは目撃例だけでなく、巣やふんなどの痕跡が多く確認されている。そのため2011年にはロシアの学術会議が体毛などの痕跡を研究した結果、実在の可能性が95%であるという驚きの結論を出してもいる。

 今回の動画の生物がアルマスであるかは不明だが、もしアルマスだったとしたら非常に貴重な記録映像であることは間違いないだろう。