サウジアラビア政府系資本が支援する超高額賞金の新ツアー「LIV招待」が、タイガー・ウッズ(46=米国)を〝言いなりにさせた〟として米ツアー側を強く批判している。

 男子ゴルフのフィル・ミケルソン(52)やブライソン・デシャンボー(28=ともに米国)ら新ツアー参戦選手が、米ツアー相手に資格停止処分撤回などを求めて訴訟を起こした中、英紙「サン」などによると、その訴状の中でLIV側は「米ツアーは、ウッズに同ツアーからLIV招待に行った選手を批判させた」と主張している。

 そのためウッズが、7月の「全英オープン」開幕前の会見で大々的に新ツアーを批判したというわけだ。このとき「(新ツアーは)賞金が保証されている。そこから賞金を稼ぐために死に物狂いで練習するモチベーションはわいてくるのか? 大金を前払いしてもらって、いくつかの大会に出場し、54ホールをプレーするだけだ。会場には大音量の音楽が流れ、雰囲気も違う」と語った。

 さらに、この会見で新ツアーのCEOを務めるグレッグ・ノーマン(67)についても「グレッグが1990年代初頭に今回と同じことをやろうとしたのは知っている。当時はうまくいかなかったので、再チャレンジしているのだろう。でも、私はそれがゴルフにとっての最善の利益になるとは思えない」と懐疑的な見解を示した。

 ゴルフ界で絶大な影響力を持つウッズに意図的に新ツアーを批判してもらえば、イメージダウンさせるのに効果的というわけだが、言いがかりのようにも聞こえなくもない。