今夏に大型補強を実施しているスペイン1部バルセロナの予算が5700万ユーロ(約77億5000万円)も余っていると同国紙「マルカ」が伝えている。

 同紙は、バルセロナが補強費として今夏の移籍市場で準備した予算は2億ユーロ(約272億円)とだったと指摘。その上で「これまで(ポーランド代表FWロベルト)レバンドフスキらに1億4800万ユーロ(約201億3000万円)が費やされた。したがって5200万ユーロ(70億7000万円)が残っている。しかしFWフェラン・ジュグラの売却で受け取った500万(約6億8000万円)が追加され、まだ5700万ユーロ(約77億5000万円)の契約が可能だ」と報じた。

 しかもイングランド・プレミアリーグのチェルシー移籍が決定的なガボン代表FWピエールエメリク・オバメヤンが確定すれば、その移籍金(約2000万ユーロ=約27億2000万円)も予算に上乗せされると伝えており、9月1日の移籍期限までに、さらなる戦力補強に取り組む方針という。

 ただ、同紙は「状況はそれほど単純ではない。バルセロナには契約するためのお金はあるかもしれないが、選手を獲得するための給与スペースがないからだ」と、サラリーキャップ枠をオーバーし、選手登録ができない現状との矛盾を指摘。実際、今夏に新加入したフランス代表DFジュール・クンデの選手登録もできていない。

 バルセロナは大きな問題を抱えながらチーム再建を押し進めるが、不可解な戦略に各方面からの批判が高まりそうだ。