ロッテ打線が相変わらずの得点力不足に見舞われている。5月31日のヤクルト戦(神宮)では先発・石川が6回5安打1失点の好投を見せながらも打線が7安打無得点。結局0―1の惜敗で石川を援護することができなかった。

 これでロッテは早くも今季10度目の完封負け。交流戦でチーム浮上を狙っていた井口監督もこの湿りっぱなしの打線には頭が痛い。

 ロッテは今季、佐々木朗や石川、ロメロら先発陣の好調もあり、シーズン序盤からチーム防御率は悪くない。特に佐々木朗、石川の両投手は現在でも防御率1点台と好調を維持。理論上は両投手が投げる日であれば打線が2点以上を奪えばチームに白星が転がり込む計算だ。だが、チーム打率が31日現在、12球団最下位(2割1分5厘)の今のロッテ打線にはその2点すら期待できない試合も少なくない。これでは上位進出どころか、リーグ最下位の日本ハムに抜かれるのも時間の問題だろう。

 ある球団OBもチームの現状を踏まえこう嘆く。「昨季までロッテがパ・リーグで上位争いできたのはレアード、マーティンという両助っ人の活躍と四球や足を絡めた細かい野球で1点をもぎ取る野球を徹底していたからに尽きる。でも、今季はその両助っ人の不振に加え、相手が嫌がる粘りの攻撃が全くできていない。これが低迷の要因でしょう。このまま策を打たなければ今後も佐々木朗や石川ら先発陣が好投しても見殺しにしてしまうだけ。井口監督は今こそ原点回帰というか、もう一度選手につなぐ野球を徹底的に意識させるべき。交流戦の間にやらないと手遅れになりますからね」

 5月中旬にベテラン荻野が戦線復帰。手薄だった攻撃布陣は整いつつある。あとはチームの「らしさ」を取り戻すだけだが、果たして低迷する打線は早期復調できるのだろうか。