ついにAクラスまで上がってきた。中日が11日のヤクルト戦(神宮)を2―0で制し、巨人に代わって3位に浮上した。故障や新型コロナウイルス陽性反応で大島、石川昂、木下、鵜飼、平田が戦線離脱するという緊急事態をものともせず、首位だったヤクルトに2試合連続の零封勝利。この日も5人の継投でスコアボードに9つの0を刻んだ。

 鉄壁の救援陣を支えているのがR・マルティネス投手(25)だ。「今日も勝つことができて良かった。明日も良い場面で投げて抑えられるよう頑張るよ」という絶対的守護神は9回を0に抑えて巨人・大勢(12セーブ)に次ぐ10セーブ目をマーク。登板14試合で0勝1敗10セーブ、防御率0・64と抜群の安定感を誇っている。

 そんな中でOBや関係者の間から上がっているのが「25歳とまだ若いライデルと3年契約を結んだのは球団の大手柄だ」という声だ。R・マルティネスとの契約内容について球団側は詳細を明らかにしていないが、今年から3年年契約が結ばれている。球団事情に詳しい関係者によれば「まず本人が(中日でのプレーを)納得した上でキューバ政府との交渉になる。R・マルティネスが(中日に)愛着を持っているというのもあった」。中日はキューバ政府と太いパイプを築いているが、3年の長期契約となったのは何より本人がドラゴンズでのプレーを気に入っていることが大きかった。

 昨年のセーブ王・スアレスが抜けた阪神は開幕から低迷。25歳から27歳までというプレーヤーとして最も脂の乗った時期にR・マルティネスがチームにいてくれることは立浪監督にとっても心強いに違いない。