ロッテ・佐々木朗希投手(20)に思わぬ〝追い風〟が吹くかもしれない。NPB史上最年少(20歳5か月)で16人目の完全試合達成者となった〝令和の怪物〟だが、シーズン2度目の完全ムードが醸成されつつある。
24日のオリックス戦(京セラ)でボール判定に対するリアクションから大きな騒動に発展してしまった佐々木朗に対する白井一行審判員(44)の〝詰め寄り騒動〟。各メディアでこのニュースが取り上げられ、球界OB、各界識者がユーチューブやツイッターといったSNSでそれぞれの立場からの見解を発信するような話題に発展した。
これを受けて日本野球機構(NPB)にはファンなどから多くの苦情が寄せられ、最終的には当該試合終了後に審判団が検証を行い、友寄正人審判長が白井審判員に対し「プレーヤーに対し指導や注意をすることはあるが、今回の場合は別の方法で対応すべきだった」と指摘したとする報告を、井原敦事務局長がメディアに向け説明する状況となった。
白井審判員は一躍〝時の人〟となり騒動後に、三塁塁審を務めた27日の阪神―中日戦(甲子園)では試合前に審判員の名がコールされるとスタンドのファンからどよめきが起こるほどの有名人になってしまった。
この状況を見て複数の球界関係者からこんな声が上がっている。「佐々木朗希が次に一軍で投げる復帰戦の球審はジャッジしにくいだろうね。これだけ世間の目が審判に向いてしまって、しかも審判に対して厳しい目が向けられている。逆に佐々木にとっては意図せずにやりやすい状況が出来上がっている。アウトローに行った際どい球は、ストライクにせざるを得ないムードになったりして」。
最短で5月5日の西武戦(ベルーナ)から再登録が可能となる佐々木朗の復帰初戦を仕切る球審にかかる心理的プレッシャーが推し量られているのだ。
現在、一軍に帯同しながら心身ともにたまった疲れを取り再調整している佐々木朗。コンディションさえ戻れば、プロ通算17試合目となるその試合で2度目の完全試合が達成されるかもしれない。












