気合で壁を突破した。世界最高峰のアクションスポーツ国際大会「Xゲーム」最終日(24日、千葉・ZOZOマリンスタジアム)、スケートボード女子ストリート決勝が行われ、東京五輪銅メダルの中山楓奈(16=ムラサキスポーツ)が準優勝。二度目の大舞台で初のメダルを手にした。
平常心ではなかった。会場中の視線に「緊張しすぎて途中で泣いちゃった」。有観客で実施された今大会。観客からの視線と声援がプレッシャーになってしまったというが「ケガしてもいいから、全部の技を死ぬ気で乗ろうと思った」。覚悟を決めた中山は、最終3本目の「ラン」で高難度のトリックを成功。執念で表彰台を勝ち取った。
最高峰の大舞台を楽しむ余裕はなかった。「楽しんでいる子はすごい」。特に東京五輪銀メダルで今大会優勝したライッサ・レアウ(14=ブラジル)の演技から大きな刺激を受けた。「今のままだったら勝てないと思った。1位になれるようにもっと頑張りたい」。収穫を得た一方で、悔しさも味わった。
普段から緊張しやすい性格で、泣くこともしばしば。ただ、その涙の数だけ強くなっていることを自らの滑りで証明してみせた。












