コロナ禍の営業時間短縮に多くの飲食店が頭を悩ませる中、インドカレーの専門店「ターリー屋」が新業態をスタートさせ、話題になっている。ターリー屋は関東と関西に「インド定食 ターリー屋」「スパイスカレーハウス ターリー屋」「HATTI」の3つのブランドを展開。その一つの「スパイスカレーハウス ターリー屋 中野サンモール店」(東京・中野)が新業態として注目されている。

 インドカレーと切っても切り離せないのがナンだが、同店ではナンを提供していない。その代わりにナンの生地を油で揚げた「バトゥーラ」というインドの揚げパンをメニューに取り入れている。日本ではバトゥーラを取り扱うインドカレー店は少ないため、珍しさでの話題作りやコアなファンに向けた新しい仕掛けの一つだという。

 同店店長の西口馨氏は「バトゥーラだけをテークアウトしていくお客さまも多い。今回はターリー屋グループが20周年を迎えたので新業態の同店をオープンさせた。今後は同ブランドの店舗も拡大させたい」と話す。同ブランドの特徴は“創作インド料理”。バトゥーラは同店ではプレーンとあんバターバトゥーラやチーズバトゥーラといった商品も販売。カレーはバターチキンカレーなど王道のカレーのほか、だしで煮た野菜を入れた「だし野菜カレー」が提供されている。スパイスやきゅうりを合わせたサラダ感覚で食べる甘くないヨーグルト「ライタ」など、ひと味違った料理が食べられる。

 ターリー屋は過去にもアパホテルが販売するアパ社長カレーとカレー同士でコラボし、話題となった。西口氏は「昼の時間帯の利用者が多いが、コロナ禍では客足が減っているので、新しい取り組みをすることで、また多くのお客さまにインドカレーを食べてもらいたい」と期待を込める。スパイスカレーハウスの今後に注目だ。