ウクライナ侵攻を受けて北京パラリンピックを除外されたロシアが主催する独自のパラリンピックが18日に開幕することが決定し、要人が続々と集まる見込みでウラジーミル・プーチン大統領の登場があるのか注目が集まっている。

 ロシアは北京パラリンピックの開幕直前に出場禁止が決定。そこで代替大会をロシア主催で行うことを決め、ベラルーシのほかアルメニア、タジキスタンのアスリートも参加する公算が高まっている。

 そうした中、ロシアメディア「URA」は「連邦政府の政治家が出席する予定だ。大統領補佐官のイーゴリ・レビチン氏、スポーツ大臣のオレグ・マティシン氏、ウラル地方大統領特使のウラジミール・ヤクシェフ氏などだ」と要人が集結する見込みとなっている。

 さらに「連邦政府のVIPがパラリンピックを待っている。連邦だけのイベントではなく、これは国際的なイベントである。したがって、出席するのはかなり真剣勝負のメンバーになる」と指摘。五輪やパラリンピックでは開会式に開催国の首脳が出席するのが通例のため、さらなる要人の出席が計画されており、渦中のプーチン大統領が姿を現すのかロシア国内でも注目が高まっているのだ。

 ロシア政府肝いりの〝パラリンピック〟に果たしてプーチン大統領は現れるのか。世界中が固唾を飲んで見守ることになりそうだ。