今年7月、パキスタンのカラチで不気味な未確認生物が目撃され、人々を震え上がらせているとの報道があった。出現するのは主にカラチ内のフリーマーケットで、2晩続けて別々の警備員に目撃された。

 最初の警備員の場合はこうだ。倉庫付近を巡回していた際、犬が近くで吠えたので、現場を確認するために鳴き声が聞こえた方向に向かった。するとそこには「トーチライトのように明るい目」をした奇妙な黒い生物がいたというのだ。警備員はこの仕事に就いて25年になるが、このような生物を見たことがないと語っているそうだ。

 その次の夜、別の警備員も同じ生物を見たと報告。連続目撃情報に、不気味な夜行性の生物が生息するようだとの噂が広がり、現地はパニック状態に陥った。

 さらに同地域にいる数人の労働者からも同じような生物を見たという証言が出始めた。何人かは警察に目撃情報を報告しており、謎の生物の調査が現在進行中だという。

 その後、同一地域で何十頭ものヤギが出血した状態で死亡しているのが発見されるという事件があった。

 このヤギたちが発見された様子は、現地の人が動画に撮影し、ユーチューブに投稿されている。そこには地面に横たわっている何頭かのヤギの死体が映っており、その首は裂けているように見える。しかし、ヤギの体には他に傷はない。

 もし、この傷が捕食者によるものであるなら、攻撃した後に体にかじりついたであろうから、致命傷だけ与えて放置されるという不自然な状況にはならないはずだ。

 この映像が7月19日にユーチューブに投稿されて以来、多くの注目を集めることとなった。同時にこの生物の正体について伝説の「ダンピール」ではないかと考える地元の人々も出てきているという。

 民間伝承では、ダンピールは人型の吸血鬼の一種だそうだが、今回目撃されている生物の姿は大きな黒い体で、光る目をしているという。その状況からダンピールが人型から獣の姿に変身したのだとも言われている。

 また、ヤギを襲う様子から家畜を襲って血を飲む南米の未確認生物「チュパカブラ」と関連性があるのではないかと考える人もいるようだ。

 いずれにせよ、この未確認生物事件の真相はまだ明らかになっていない。