【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑#634】大昔のペルーである時、若い娘がアンデスグマ(別名・メガネグマ)によって山奥に連れ去られてしまった。その結果生まれたのが「ウクク」である。
熊と人間のハーフであるウククは、熊のもとから逃げ出したかった母親に協力し、父である熊を殺害し、人間の集落に帰ってきた。
父親が熊だけに、ものすごい怪力を誇っており、標高5000メートルの高山に登って巨大な氷を持ち帰った。その氷が、溶けた水は人間に健康的な効果を及ぼし、多くの病人を救った。また、畑では水不足を解消し、秋にはとんでもない豊作をもたらした。また、驚異的な透視能力を持ち合わせており、トラブルに巻き込まれた人間を度々救った。
とにかく力が強すぎて、いろいろなエピソードがある。あいさつがわりに少年の背中を押しただけで吹っ飛ばしてしまったり、近所の馬に乗ろうとしたら馬が真っ二つに割れてしまったりしたこともある。
だが、基本的には人間の味方であり、村の困った出来事や人間ではとてもできない力仕事をやってくれる頼もしい存在である。
とにかく地元では、神様のように扱われており、地元の祭り「コイヨリッティ」とともに2011年にユネスコの無形文化財に指定されている。未確認生物の世界はとてつもなく広いが、ユネスコの無形文化財に選ばれたのは初のケースである。コイヨリッティという祭りでは、人々は仮面をかぶり、ウククになりきって祭りに参加するが、ウクク本人も人間に化けて、祭りに参加していると言われている。
近年、ウククは日本でも人気が出始めており、フィギュアなどがカプセルトイで発売され、注目を集めている。












