ドイツ・バイエルン州のローテンフェルトとフリーディングの間に位置する小麦畑に19日、ミステリーサークル(ドイツ語でコルンクライス)が出現した。見物客に畑を荒らされることを恐れた畑の所有者はすぐに収穫し、現在、収穫後の畑にはミステリーサークルの跡を見るため、見物客が集まっている。ドイツメディア「メルクーア」が先日、報じた。

 畑所有者フランツ・ツェルホフさんによると、ミステリーサークルが出現したのは19日のこと。気球の乗客からの情報だった。ドイツでミステリーサークルは非常に珍しい。そのため、英国のミステリーサークル専門サイトやSNSで報じられ、話題が拡散。結果として、サークルを一目見ようと多くの人が訪れ、交通混乱や無断駐車も発生した。畑に入り込む見物客も多数いた。

 見物客による混乱を避けるため、フランツさんは素早くサークル部分を含む畑全面の収穫に着手。全体12・6ヘクタールの畑のうち、サークルは0・5ヘクタールを占め、約5トンの小麦に相当するとされるが、95%以上の収穫に成功し、損失は最小限に抑えられたという。

 13年前にはフランツさんの父ゲオルグさんの畑にも同様のサークルが現れ、見物客によって収穫が妨害され、警察の介入を要したことがある。今回フランツさんは冷静に対応し、大きな混乱を回避した。

 ミステリーサークルは、踏み固められた茎が次回植える小麦に影響する恐れもあり、農家にとっては損失だけでなく、精神的負担も大きい現象だ。