米国防総省は機密兵器計画を隠すためにエリア51のUFO陰謀説を植え付けた! ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が先日、報じた。

 ネバダ州の空軍基地「エリア51」については長年、UFOの秘密基地があるとウワサされてきた。このエリア51に宇宙人が収容されているという説を含む、広く信じられているUFO陰謀説のいくつかは、秘密兵器計画を隠蔽するために国防総省によって煽られたものだという。

 WSJによる国防総省の2024年報告書の検証によると、国防総省による調査で、1980年代に空軍大佐がエリア51近くのネバダ州のバーを訪れ、オーナーに秘密政府基地近くの空飛ぶ円盤の偽造写真を渡していたことが判明した。写真は壁に貼られ、米軍が回収した宇宙人の技術を秘密裏に実験しているという説が地元で流布した。

 退役したこの空軍大佐は国防総省の調査官に対し、政府が史上初のステルス戦闘機であるF―117(エフ・ワン・セブンティーン=愛称ナイトホーク)を試験飛行させていたこの場所の真の目的を隠蔽し、偽情報を広めるという公式任務を帯びていたと告白した。

 軍は冷戦時代に新技術をソ連の監視の目から隠す最善の方法は、エリア51を巡る陰謀説の山の中に埋もれさせることだと考えたのだという。

 2024年報告書によると、この事件は、政府機関が軍事資産を守る目的で米国のUFO神話を誇張したとされる数件の事件のうちの一つにすぎない。陰謀論を使って秘密計画を隠そうとするその他の軍の試みは公表されなかった。

 国防総省は、全領域異常解決局(AARO)の発見について全てが公開されたわけではないことを認めているが、軍は今年後半に予定されている追加報告書ではより透明性を高めると主張している。

 国防総省のスー・ゴフ報道官は「国防総省は、潜在的ないたずらや偽造資料に関する報告に関するAAROの調査結果を盛り込んだ歴史記録報告書の第2巻を公開することに尽力している」と声明で述べた。