首の皮一枚つながった。北京五輪のカーリング女子1次リーグ(17日、国家水泳センター)で日本代表ロコ・ソラーレ(LS)は、スイスに4―8で敗戦。通算成績5勝4敗で全日程を終えたが、4位で準決勝進出を決めた。
うれし涙ではなかった。悔しい涙だったものの、最後の最後に奇跡が起きた。勝てば自力での準決勝進出が決まるスイス戦は、スキップ・藤沢五月(30)がショットに精彩を欠くなど、チームとして思うようなプレーができなかった。「なんで私こんなに下手くそなんだろう」。サード・吉田知那美も「もう途切れちゃったと思った」。2大会連続のメダルは夢に終わったかと思われた。
神様はまだLSの試合を見たかった。涙の黒星から約20分。同時刻に行われた試合で、韓国がスウェーデンに敗れて5敗目を喫した。LS、英国、カナダが同成績で並んだ。しかし、ドローショットチャレンジ(DSC)の結果、LSと英国の準決勝進出が確定。セカンド・鈴木夕湖(30)は「今世紀最大ぐらいのサプライズだと思ってる。本当に終わったと思っていた」と朗報が飛び込んできた。
18日の準決勝は首位通過のスイスと再び対戦する。「次の試合には全て全部前向きな気持ちでチームで戦えるだけで幸せなので、そういう気持ちで氷に上がりたい」と決意を述べた吉田知。一度は死んだ身。怖いものなしのLSは、氷上での最終決戦に足を踏み入れる。












