米大リーグの選手会は4日(日本時間5日)に難航する新労使協定の交渉を巡って米大リーグ機構(MLB)が要請した米連邦調停局の仲裁要求に応じないと声明を発表した。MLBは選手会の姿勢を批判した。
MLBは3日(同4日)に選手会が1日(同2日)に提出した対案に対し新たな提案を出すことなく、連邦調停局に仲裁を要請していた。
選手会は声明で「ロックアウト発動から2か月経ち、選手会に対案を出すと約束した2日後、オーナーらは対案を出すことを拒否し、仲裁を要請しました。理事会で協議し、様々な要因を考慮した上で、仲裁要請を断りました。公平で迅速な合意への最も明確な道は、話し合いをすることです。選手たちは交渉の準備ができています」と交渉継続を訴えた。
MLBは選手会の決断を受けて、スポークスマンを通じて声明を発表。「前進するために最も生産的な道は、公平な第三者の力を借りて、両者の隔たりを埋め、合意を促進することであることが明らかです。このような議論の解決を専門とし、プロスポーツ界で多くの成功を治めてきた連邦調停局の仲裁を、合意したいと希望している者が拒否する理由を理解し難い。MLBは引き続き話し合いの場に解決案を提供し、両者にとってフェアな合意ができるよう取り組んでいきます」と痛烈に批判した。一方、選手会で役員を務めるメッツのマックス・シャーザー投手(37)は反発。自身のツイッターに「我々に調停は必要ない。我々の提案は双方にとって公平だ」と投稿した。
米スポーツ専門局ESPN(電子版)などによると、連邦調停局は選手会がストライキを決行した1981年と94年も仲裁役を務めた。しかし、94年は役割を果たすことができずに公式戦の残り試合全てとポストシーズンが中止になり、95年の開幕も遅れた。
昨年12月2日(同3日)にロックアウトに突入。交渉再開後、MLBと選手会は4回交渉の席に着いて改正案を提示してきたが、総年俸額が規定額を超えた球団に対する課徴金(ぜい沢税)など主要課題での隔たりが大きく、議論は平行線。合意の見通しは立っておらず、16日(同17日)のキャプインは延期されることが濃厚となっており、3月31日(同4月1日)の開幕戦への影響も心配されている。












