〝唯一無二〟のパフォーマンスを見せる――。スノーボード男子ハーフパイプで北京五輪代表の平野歩夢(23=TOKIOインカラミ)が25日、オンラインで取材に応じ、3度目の大舞台に向けて意気込みを語った。

 2014年ソチ五輪、18年平昌五輪の2大会連続銀メダリストは、開幕が近づく中でも冷静だった。「残り数日、最後にできる調整を。ケガしないような体づくり、トレーニングなど(滞在先の)米国で練習して北京には入れたら」

 昨年はスケートボードで東京五輪に出場し、そのまま冬季シーズンを迎えてW杯2勝。21日に行われた招待大会の冬季Xゲームでは2位に入るなど好調を維持している。しかし「まだ自分のやりたいことを全部表現できていない」と〝満点〟ではないようだ。

 昨年12月に大技「トリプルコーク1440」(縦3回転、横4回転)を公式戦で史上初めて成功させた。その一方、本人は「技は基本的なベースがあって成り立っているもの」と、あくまでルーティンの完成度を重視。本番では「4年間通して挑戦してきたものをすべて出し切った上で、自分にしかない表現を見せられたらなと思っている。それがいい結果につながれば」と納得の滑りを披露するつもりだ。

 今大会は弟の海祝(19=日大)も出場する。「(兄弟での出場は)本当に貴重なこと。弟にとってもいい経験になるんじゃないかなと思っていて、自分らしい滑りを全力でやってほしい」と見守る平野歩。2人の活躍に注目が集まる。