“孤高の天才”こと田村潔司(46=U―FILE CAMP)が約8年5か月ぶりにプロレスに復帰することが分かった。しかも出場するのは2月13日のミャンマー初となるプロレス大会「ミャンマー水害復興義援チャリティープロレス大会」(ヤンゴン市ミャンマー国立競技場)。年末の格闘技イベントに出場しなかった男は、なぜ異国の地を復活の場に選んだのか。

 同大会はゼロワンと超花火プロレスを運営するファースト・オン・ステージ(FOS)が手掛けるもので、ミャンマーにプロレスを根付かせるための試金石となる。昨年11月に開催が発表されただけで詳細はベールに包まれていたが、FOSの中村祥之代表(49)はこの日、田村の参戦が決まったことを明かした。

「日本のプロレスをピュアに持っていきたいと思いました。海外ではUWFインターが伝説だった時代がある。Uインターと考えた時に、真っ先に田村さんの名前が浮かびました」(中村氏)

 田村は昨年7月18日の格闘技イベント「巌流島」(両国国技館)で6年7か月ぶりにリングに復活。プロレスの大会に出場するのは、2007年9月8日のIGF名古屋大会(対モンターニャ・シウバ)以来となる。田村は「プロレス未開の地に、日本でしかできないプロレスを持って行こうという趣旨に賛同した。武道を根にしたことをどう表現できるか、チャレンジしたい」と参戦理由を説明した。

 一方で「オファーがあったかについては、ご想像にお任せします」と示唆するように、昨年末の格闘技イベントからも打診があった模様。だが“赤いパンツの頑固者”と呼ばれる男だけに、理念が一致したリングを選択したようだ。

 対戦相手は未定で「シングルで、Uインターの時のルールに近い形でやりたい」(中村氏)という。6万人規模の会場には日本を含めた世界5か国から20~24人の選手が集まり、7~8試合が行われる予定。思わぬ形で緊急復活する田村の今後に注目が集まる。