スーパースターがRIZINでの生き様を見せる。大みそかの格闘技イベント「RIZIN.33」(さいたまスーパーアリーナ)の出場全選手インタビューが29日にオンラインで行われ、〝キックの神童〟那須川天心(23)が同大会でのラストファイトに意欲を見せた。

 今大会がRIZINラストマッチとなる那須川は「スタンディングバウト特別ルール」で五味隆典(43)と対戦。オファーしては断られ、対戦相手に苦慮する中で引き受けた五味に向けて「イケてるおじさん。尊敬というかまさかこのタイミングで(対戦を)受けてくれるとは思わなかった。五味さんとならRIZIN最後の試合を一緒につくれる」と感謝。それでも「思いっきりぶつかっていきたい。KOでやってやりますよ」と〝礼儀〟を通すつもりだ。

 卒業マッチを目前に控え、会見中には「ちょうど5年前の今日だったんですよね。RIZINデビュー戦は。なつかしいな」としみじみ。思いの深さをうかがわせるRIZINの最後のリングに「(卒業マッチと)考えたくない。めちゃ寂しい。煽り(プロモーション)V(TR)で泣いちゃいそうで怖い。個人的には公式な試合で卒業したかったが、それを言ったら何もできない。お客さんの前で今後につながる最高の試合を見せたい。那須川天心が育ってきたリングとして見せたい」と有終の美を飾るつもりだ。

 ファンには「試合を見てお客さんも違う感情になると思う。倒すか倒されるかを見ると思うけど、ちょっとしたエモーショナル(感情的)になってくれるんじゃないかな」とラストマッチに感慨深げ。神童の格闘技人生の節目となる大一番に注目が集まる。