キック界のドン・ファン〟こと皇治(32)とサッカー元日本代表MF本田圭佑(35)がお互いのアンチ論を交わした。

 2人は23日に音声配信サービス「NowVoice(ナウボイス)」で対談。11月末にリトアニア1部スドゥバを契約満了で退団し現在はフリーの本田に、皇治は「なんで引退しないんですか」と際どい質問をぶつけると、本田は「僕は引退という概念がよく分からない。僕は今どこにも所属してなくて、どことも契約しなかったらプレーできない。これって引退しているようなもの。引退のラインって何かと。僕が引退する時はサラッとやめていくと思います」。また「日本のチームはどうですか」との質問には「その気はないですね。日本は僕にとったら家。みんな友達と会いに行ったりして、ずっと家にいますかっていう話なんですよ。僕が日本から出るのはそういうことなんですよ」と独特の考え。皇治は「スケールがでかい」と驚くばかりだった。

 対談が進み、話題はアンチに対する考え方に。本田は、イタリアが最もバッシングがひどかったと語る一方で「スター、リーダーたるべきものは普通の人が耐えられない重圧を当たり前のように耐えてこそ、そのポジションにいけると思っている。スーパースターが(アンチからの攻撃で)弱気な発言を見て、言っていることは分かるけど心から理解を示しきれない」とらしさ全開のトークを繰り広げる。これに皇治は「アンチとかヘイターがいなくなったら自分の賞味期限が切れたと思うようにしている。だからアンチとかの声は心の支えになっている」と同調した。

 皇治はSNSなどでアンチをブロックしないといい「そういうことするとその子たちが逆に命を断ったりするんじゃないかと。僕に向かってストレスを発散しなさいと思ってます。僕はアンチの命を守っている」と常人離れした考えを語っていた。