日本近代五種協会は18日に理事会を開催し、先月下旬の国際近代五種連合(UIPM)総会で決まった「競技から馬術を除外する方針」が報告された。出席した理事から表立って反対意見は出なかったという。

 同総会では2028年のロサンゼルス五輪から「馬術」を除外し、新種目を採用する案が承認。かねて日本の選手や関係者からは不満の声が漏れており、特に日本中央競馬会(JRA)をトップパートナーとする日本協会内部からは「一番大きなスポンサーが馬術と関係が深く、支えられてきたので非常に厳しい」と困惑を隠せなかった。

 日本側はその意見を総会でUIPMへ伝えたというが、関係者は「IOC(国際オリンピック委員会)も話し合いに絡んでおり、最終的には従わざるを得ない」と実情を明かす。

 総会の採決では約80%の加盟国・地域が賛成し、16%が反対。日本は賛成、反対のどちらにも入れず〝白票〟を投じたという。「YESとは言えないが、方針には従うという意向を示した」(関係者)。結果的に五輪競技の存続のカギを握るIOCに対して「NO」と言えなかったようだ。

 なお、馬術に代わる種目は未定。自転車になるとの報道もあるが、最終決定は来春の総会になる見込み。