女王の現在地は――。スピードスケートのW杯第3戦(米ソルトレークシティー)を終え、2018年平昌五輪女子500メートル金メダルの小平奈緒(35=相沢病院)が同種目で北京五輪切符を確実にした。第3戦では表彰台を逃し、一部のファンから不安視する声も上がる中、関係者はどう見ているのか。

 小平は3日は37秒07で6位、4日は37秒19で8位に終わったものの「疲労がある中で、どれくらい周りと戦えるか試すことができた」と納得の表情。あるスピードスケート関係者は「それなりにタイムは出ている。とりあえず北京五輪の権利は取っているので、あとはここから先は2月(の北京五輪)に合わせるだけなので」と心配する様子はない。

 前回の平昌五輪前は、連勝街道を突っ走っていた小平が金メダル大本命だったが、今回の北京五輪は誰が頂点に立つか分からない混戦模様。同関係者は「今回は(ライバルらとの)実力が拮抗しているので、結局は2月に合わせたもの勝ち。それを小平も分かっている。(W杯第3戦の会場は)高速リンクだから、その中でどれくらいのタイムが出るかということも想定しているはずなので、そういう面でも全然問題ないと思う」と期待を寄せる。

 当の小平も「順位は人を惑わすけれど、自分の中のプロセスに信じるものがあったり、答え合わせできるものがあれば、そんなに惑わされる必要はないと思う」ときっぱり。見据えるはあくまで北京五輪。己のペースで頂点への歩みを進めていく。