ドジャース・大谷翔平投手(31)が13日(日本時間14日)、本拠地ロサンゼルスでのメッツ戦に「1番・DH」で先発出場し、第1打席で右の肩甲骨付近に死球を受け、ドジャー・スタジアムが騒然となった。

 2ストライクと追い込まれ、相手先発左腕・ピーターソンが3球目に投じた94マイル(約151・3キロ)のシンカーが抜けてぶつかった瞬間、大谷は大声を張り上げ、表情をゆがめた。幸いにもプレーを続け、先制のホームを踏んでベンチに戻った後はトレーナーらとともにベンチ裏に引き揚げ、その後の打席にも立った。

 この死球で連続出塁記録は47試合に伸びた一方、先頭打者本塁打は2試合で止まり、球場内は特大のブーイングや怒号に包まれる異様な雰囲気となった。米メディア「クラッチ・ポインツ」は、ファンの怒りを〝倍増〟させた背景について唯一無二の二刀流であることを挙げている。

「大谷はMLB屈指の偉大かつユニークな選手の一人で、打撃と投球の両面で卓越した能力を発揮している点が他のスーパースターたちとは一線を画している。だからこそドジャー・スタジアムのファンがピーターソンの投球を肩に受けたことに激怒した理由だ」

 大谷は15日(同16日)の同カードで先発登板が予定されている。2日前のアクシデントは投球のパフォーマンスに影響を及ぼしかねないだけに、ますます我慢ならかったようだ。もっとも、同メディアは「ピーターソンは0―2カウントでリードし、死球を与える理由は何一つなかった。単純に制球を乱してしまった」。故意ではないと分析しているが、大谷は攻守の両面で絶大な戦力だけにファンも気が気ではいられない。