マリナーズのカル・ローリー捕手(28)は22日(日本時間23日)、敵地シカゴでのカブス戦に「3番・DH」で先発出場し、初回に両リーグトップの31号2ラン本塁打を放つなど、3打数2安打2打点2四球だった。打率2割7分6厘。チームは14―6で大勝した。

 この3連戦で4本目の本塁打を放ったのは初回一死一塁だった。右腕レイの初球、外角の93・8マイル(約151キロ)のフォーシームを捉えてフルスイング。角度36度、打球速度105マイル(約169キロ)で一直線に伸びると中堅1階席最上段に突き刺さった。両リーグトップを独走する31号2ランは飛距離440フィート(約134・1メートル)の特大弾だった。

 2022年以降、27本、30本、34本と毎年本塁打の数を増やしており、前日の9回に30号を放ち、捕手として、スイッチヒッターとしてのオールスター戦前のメジャー史上最多本塁打記録を塗り替えたばかり。また、31本塁打と66打点は現在、ア・リーグ2冠で、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(33)をそれぞれ4本塁打、5打点リードしている。

 ア・リーグの捕手としては09年ツインズのジョー・マウアー以来延べ9人目、両リーグの捕手としては12年ジャイアンツのバスター・ポージー以来延べ17人目となるMVP受賞に大きな期待がかかる。
 
 4日(同5日)にMLB公式サイトが発表したMVP模擬投票ではジャッジが41人の投票者から1位票を40票獲得し、ローリーは1位票1票と大差を付けられていたが、確実に差は詰まっているだろう。

 本塁打はジャッジが23年にマークした62本塁打を上回るシーズン66発ペースで、打点も昨年のジャッジの144打点に迫る140・6打点ペースだ。ジャッジ1強から2強の争いに。今季のアMVP争いは大接戦になりそうだ。