大相撲夏場所12日目(22日、東京・両国国技館)、綱取りに挑む大関大の里(24=二所ノ関)が幕内伯桜鵬(伊勢ヶ浜)を下し、自身初となる初日から12連勝。この日に唯一の2敗だった横綱豊昇龍(立浪)が敗れたため、13日目の取組で大の里が大関琴桜(佐渡ヶ嶽)を下せば、2場所連続優勝が決まる。

 立ち合いで激しくぶつかってきた伯桜鵬を胸で受け止め、瞬時にはたき込んだ取組後は「落ち着いて取れた。相手が見えていた。後続と3差? 自分のことだけを考えて頑張ります」と振り返った。

 今場所は序盤から圧倒的な強さを見せつけている。初日白星発進で迎えた2日目に、これまで本割で勝利のなかった小結高安(田子ノ浦)を下した。3日目も過去3勝3敗でやや苦手としていた幕内阿炎(錣山)を退けて流れに乗った。

 この日、大の里と初顔合わせとなった伯桜鵬は「強かった。立ち合いで大関に逃げたくなかったけど吹っ飛ばされた。あの体の大きさでスピード感があった」と完敗を認めた。

 明日、大関琴桜に勝利すれば、師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)以来の日本人横綱誕生が決定的となる。大の里は「やるべきことをやるだけ。まだ場所が終わってないので、集中して頑張ります」と気持ちを引き締めた。