好調ヤンキースは27日(日本時間28日)、本拠地でのブルージェイズとのダブルヘッダーに連勝を収めた。開幕前にエースのコールが長期離脱するなど故障者が続出。それでも17勝11敗と白星を積み重ね、強豪ひしめくアメリカン・リーグ東地区で首位を快走している。

 スプリングトレーニングから特に先発陣に離脱者が相次いだ名門。苦戦必至と見られた中で、ジャッジを中心とした強力攻撃陣の奮闘もあり、好スタートを切った。

 ただ、懸案もあるようだ。チームはオフに2度「最優秀救援投手」に輝いたことのあるデビン・ウィリアムズ投手(30)をトレードでブリュワーズから獲得。新守護神として迎え入れたが、右腕は10試合に登板して2敗、4セーブ、防御率11・25と期待を裏切るパフォーマンスに終始している。

 そんな中で、名門を率いるブーン監督は守護神剥奪を決断。昨季終盤に抑えを担ったルーク・ウィーバー投手(31)に代役を託した。12試合に投げて防御率0・00と完璧なパフォーマンスを続ける右腕の存在が、開幕わずか1か月でのクローザー交代を後押ししたことは想像にかたくない。

 MLB公式サイトによると、8イニングで12失点、幾度もセーブ失敗を繰り返しただけにウィリアムズは「これまでの状況を考えると、ショックではありません」と率直な思いを明かした上で「クローザーは勝ち取らなければならないポジションであり、その役割を続けるためには努力し続けなければならない。私はそれができていない。本当に残念。何年もかけてその地位についたのに、それを奪われてしまった。全く楽しい気持ちではないが、不当なことだとは言えない」と語ったという。

 ブーン監督はウィリアムズの配置転換後の役割については現時点で言及していないが、今回の判断は右腕が本来の輝きを一日も早く取り戻すための措置。名門のワールドチャンピオン奪還に欠かせない戦力だけに、英断は功を奏すか。