女子ゴルフの渋野日向子(26=サントリー)は再び輝けるのか――。クラブもボールも、長年慣れ親しんだものから一新して迎えた今季はまだ序盤とはいえ、主戦場とする米ツアーで目立った結果を残せていない。そうした状況に、国内ゴルフ界からは新セッティングにアジャストするまで時間を要するとの厳しい見立ても。一方で、渋野持ち前の適応力に期待する声も出ており、今後の行方が注目されている。
今季初の国内スポット参戦となったホステスプロ大会「Vポイント×SMBCレディス」(3月21~23日)では6位に入ったものの、米ツアー出場5試合でトップ10入りはなく、最高順位は「HSBC女子世界選手権」(2月27日~3月2日、シンガポール)の45位にとどまる。
国内大会の最終日には「ドライバーが振れていた。タイミングが合っているかなと思ったので振れている感覚もあったし、飛んでくれているというのもあった」と復調の兆しも感じさせたが、その翌週の米ツアー「フォード選手権」では予選落ち。なかなか安定した戦いができない中、ある男子プロゴルファーは「今年、ギアを全部変えましたよね。クラブもボールも一気に両方チェンジするのは珍しい。ボールとクラブを変えると、悪くてもどっちが良くてどっちが悪いのかがわからなくなる恐れがあります」と指摘する。
その上で、このまましばらく苦戦が続くとの見解を示す。「きちんと練習はしているのでしょうけど、いきなり結果を出すというのは難しいと思いますね。ずっとピン(以前契約していたクラブメーカー)しか使ってなかったわけですし、クラブが変わればスイングも同じというわけにはいきません。上位で戦えるような状態になるまで待つことになるでしょうね」
ただ国内ツアーとはいえ、6位に食い込んだことを評価する意見もある。あるベテラン女子プロゴルファーは、前出プロと同様に「クラブやボールを全部変えたのだから慣れるまで、ある程度時間はかかる」としながらも、渋野のポテンシャルに期待。「日本の試合で上位に来るのだから、やはり器用なんだろうし、能力は間違いなくある。今年も直近の調子とは関係なくメジャーとか、ハマればどこかでやってくれる可能性は高いと思う」と力説した。
昨季は開幕から9戦で6度の予選落ちと調子が上がらなかった中で迎えたメジャー大会の「全米女子オープン」で突如として2位と大健闘。今季も得意の大舞台で覚醒するのか、それとも苦戦が続くのか――。
来週には相性の良いメジャー今季初戦「シェブロン選手権」が控える。まずは前哨戦となる「JMイーグルLA選手権」(17日開幕)でのプレーに注目が集まりそうだ。












