ドジャースは今オフも大補強を敢行し、2年連続のワールドシリーズ優勝へ戦力を大幅に増強した。

 サイ・ヤング賞を2度獲得したスネルをはじめ大谷の天敵だったスコット、さらに現状はマイナー契約ながら先発ローテーション候補として佐々木らを次々と獲得した。昨オフの大谷や山本に続く大物獲りの連発に、ライバル球団や米メディアからは目の敵にされているが、選手層が充実したことは間違いない。しかし、シーズンは何が起こるか分からない長丁場でもある。

 米スポーツサイト「アスレチック」の敏腕記者、ケン・ローゼンタール氏は27日(日本時間28日)に公開されたマルチメディア「ファウル・テリトリー」に出演。「ドジャースには弱点があると思う」と指摘し、こう続けた。

「だからこそ彼らは今オフ、スイング・アンド・ミスする(空振り三振を取れる)選手たちを獲得している。佐々木朗希、ブレーク・スネル、タナー・スコット、カービー・イェーツなどだ。彼らは常にスイング・アンド・ミスする選手を欲しがるが、守備は弱点ではないにしても、強みではないかもしれない」

 打球を飛ばされなければ守備陣にミスが起きる可能性はなくなる。そのため、三振を奪える能力を持つ投手を集め、強化を図っているとの見立てだ。中でも「大きな問題」としたのが、遊撃手への再転向も検討されるムーキー・ベッツ外野手(32)だという。

 ローゼンタール氏は「昨季の春先に転向したこととは対照的に、今季はオフシーズン、スプリングトレーニングも丸々ある。ムーキーがどうするか。そして彼が質の高い守備をするショートストップになるかどうかが分かるだろう」と語った。

 昨季のベッツは二塁手で起用される予定だったが、チーム事情から遊撃手に転向。左手骨折から復帰した8月以降は右翼手としてプレーした。守備の要であるセンターラインをきっちりと守れるのかが、ドジャースの浮沈を左右するとみている。