男子シングルス1回戦で、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は同99位の西岡良仁(ミキハウス)を6―3、6―1、6―0のストレートで下し、2回戦に進出。連覇へ好発進した。

 試合前日に35歳の誕生日を迎えたジョコビッチは、序盤こそ西岡にてこずったが、次第に正確なショットで圧倒。2時間弱で試合を制した。大会公式サイトによると、ジョコビッチは「全体的には満足している。もちろん、自分に常に高いレベルを求めているのでもっとうまくやれるはずだが、大会のスタートとしてはとても良かったと思う」と語った。

 1月の全豪オープンは新型コロナウイルスワクチン未接種のため入国を拒否されプレーできず。今大会が最初の4大大会となった。注目の初戦で快勝し、勝者インタビューでは流暢なフランス語で回答。会場を大いに沸かせた。

 常に話題をふりまく男が、今大会も主役となりそうだ。