ウクライナの女子テニス選手、エリナ・スビトリナに対し、暴言を吐いたロシアテニス連盟のシャミル・タルピシェフ会長に対し、レジェンドたちがお怒りだ。

 ストビリナはロシアのウクライナ侵攻を受け、ロシアとベラルーシの選手がウィンブルドン選手権出場を禁止された際「選手が声を上げないのなら、彼らを禁止するのは正しいことだ」と宣言するなど、はっきりと主張。これに対し、タルピシェフ会長はロシア「メタレイティングス」に対し、「スビトリナなんて、無名だ」「聞かなくてよい」などと攻撃した。

 これにはテニス界のレジェンドが反発。元世界ランク1位のアンディ・ロディック氏は、ツイッターでタルピシェフ会長の発言を報じるニュースのツイートを引用し「タルピシェフのキャリア最高位164位、キャリア成績2勝3敗でタイトルなし(当たり前)、スビトリナのキャリア成績433勝228敗、シングル16勝、最高ランクは3位。タピシェフに「無名」の定義を聞いて、客観的に鏡を見てもらいたいものだ」と批判。女子テニスの元女王クリス・エバート氏も「最後の文章(スビトリナは無名)がすべてを物語っている。なんてひどいコメント」と非難した。

 連盟会長とはいえ、現役時代の成績を出されては…。確かに黙っていたほうが良さそうだ。