テニス女子世界ランク78位の大坂なおみ(24)が、12日に行われたBNPパリバ・オープン(インディアンウェルズ)2回戦で観客からヤジを浴びて号泣した様子をロシアメディアも大々的に報道した。

 大坂は観客から「ナオミ! あなたは最低だ」とヤジを飛ばされると試合中に泣き出してしまい、大きな波紋を呼んでいた。この様子は世界各国のメディアで報じられたが、中でも大々的に扱ったのがロシアメディアだ。

「ゴーテニス」は「ベロニカ・クデルメトバとの試合中にファンが大坂なおみを侮辱した」、「RBCスポーツ」が「クデルメトワとの試合でスタンドから叫ばれた大坂なおみが泣いた」、「スポーツ」も「大坂はクデルメトワとの試合での彼女の感情的な行動についてコメントした。彼女はコートで泣いていた」などと続々と報じた。

 対戦したクデルメトバがロシアの選手だったためだが、現在ロシア人選手はウクライナ侵攻を受けて多くのスポーツで国際大会から排除されている。テニスのツアーではひとまず個人としての出場は認められているためクデルメトバも今大会に参加しているが、ロシア選手が国際舞台で世界的に有名な選手と対戦するのは異例な状況となっているだけに、そこで起きた出来事に関心が高まっているようだ。

「スポーツボックス」は、クデルメトバのコメントを掲載。「大坂のような偉大なアスリートと対戦するのは素晴らしいことだ。私は彼女と試合をしたかった。なぜなら、この試合で私が何を改善する必要があるのかを見つけることができたからだ」とストレートでの勝利に充実の表情を浮かべた。

 大坂の涙に加えて、ロシア人選手との対戦となったことでより大きな注目を集めることになったようだ。