男子テニスの世界ランキング39位・錦織圭(31=日清食品)が今月1日から日本航空(JAL)と新たに3年間のスポンサー契約を結んだことが19日、マネジメント会社から発表された。

 すでに5年間にわたって同社からエアラインパートナーとしてサポートを受けてきたが、新たにテニスウエアにブランドロゴが添付され、より密接なパートナーシップを結ぶことになった。この日に出場する「バルセロナ・オープン」(スペイン)の1回戦で新ロゴのウエアを初披露する。

 世界的な新型コロナウイルス禍でスポンサー契約が打ち切られるアスリートが続出する中、テニスのトッププレーヤーは不況知らずだ。錦織は所属契約を結ぶ日清食品を筆頭にユニクロ(ウエア)、ウィルソン(ラケット)、エアウィーヴ(マットレス)など一流企業をスポンサーにつけている。女子の世界ランキング2位・大坂なおみ(23=日清食品)も錦織と同じく日清食品を筆頭にナイキ(ウエア)、ヨネックス(ヨネックス)、ANA、日産自動車、マスターカード、資生堂、ルイ・ヴィトンなど世界的企業と契約を結ぶ。

 世界で戦う日本人両エースの活躍によって、テニス人気はさらに上昇中。引く手あまたの市場に拍車がかかりそうだ。

【錦織のコメント】
「JALさんには、今までも快適な移動をサポートしてもらっており、僕のプロテニス活動にとってなくてはならないパートナーです。これからは、JALの鶴丸マークをテニスウエアに付けてプレーすることになるので、世界のどこにいても日本からの応援を身に感じながら戦うことができ、大変心強いです。このコロナ禍において、海外の移動もままならない中、JALさんからはさらなるサポートをいただけることに感謝して、日本の翼を背負って一緒に戦っていきたいと思います」