【全仏OP・車いす部門】国枝の四大大会制覇はならず…全仏OP準決勝敗退

2020年10月08日 23時34分

 完全制覇はならなかった。全仏オープン車いすの部男子シングルス準決勝が8日に行われ、世界ランキング1位の国枝慎吾(36=ユニクロ)は、同4位のヨアキム・ジェラール(31=ベルギー)に5―7、6―2、4―6のフルセットで敗れた。

 相手の果敢な攻撃の前に、やや受け身になってしまった。今大会の会場は、滑りやすく、イレギュラーも多いクレー(赤土)コート。車いすテニスの日本代表監督を務める中澤吉裕氏(50)は本紙に「攻撃を早く仕掛けるってところが一番大事」と対応策を語っていたが、理想とする〝アグレッシブなスタイル〟を相手に繰り出される苦しい展開。国枝もベテランらしい粘り強さを見せるも、勝利まであと一歩及ばなかった。

 今季は新型コロナウイルス感染拡大の影響で全英オープンが中止となったものの、全豪オープンと全米オープンでは見事優勝。今季の四大大会完全制覇に大手を懸けていた。さらに、四大大会(車いすの部)での優勝回数を単複通算45回とし、ギネス世界記録を更新。国枝は「またこれ(優勝回数)を伸ばせるように頑張ります」と話していただけに、悔しい敗戦となった。