男子テニスのハンブルク・オープン(ドイツ)シングルス1回戦(22日)で世界ランキング35位の錦織圭(30=日清食品)は同22位のクリスチャン・ガリン(24=チリ)に0―6、3―6とストレート負けを喫した。

 第1セットは錦織の動きが重く、第2ゲームでブレークされると、ガリンの強烈なサーブに苦しみ、ミスを連発。1ゲームも奪えず、先取を許した。第2セットはお互いにキープする展開の中、第5ゲームで錦織が先にブレークするも、直後の第6ゲームでブレークバックを許すと、そこから3ゲームを連取されて完敗した。

 錦織は20日に行われた会見で、昨年10月に手術し、試合中もサポーターを装着している右ヒジの状態について「まだちょっと違和感はあるが、すごく良くなっている」とし、27日に開幕する4大大会の全仏オープンに向けて「いろいろなショットを試したい。いい結果を残せればいい」と意気込んでいたが、結果は出なかった。

 9月の実戦復帰後、今回が3大会目となったが、1回戦、2回戦、1回戦といずれも早期敗退とあって大舞台へ向けて大きな不安を残した。