「正式文書」はいつ届くのか。日本卓球協会は10日、2024年パリ五輪代表選考について見解を示した。

 先月11日に国際卓球連盟(ITTF)が発表したパリ五輪の出場資格では、団体の出場権を獲得した男女16チームはシングルス2枠が自動的に割り当てられ、24年6月18日に発表される世界ランキング上位2人が資格を得る。協会はシングルス代表選出のために国内大会やTリーグなどで独自のポイントを設定しているが、ITTFの発表に沿っていないとして対応に注目が集まっていた。

 この日、オンラインで取材に応じた宮崎義仁専務理事は、今年4月に協会として「NOC(各国・地域オリンピック委員会)が団体の出場権を獲得した場合、最終的にNOCが代表選手3人を決定することができて、その3人のうちどの2人がシングルスに出場できるか決められる」と説明を受けたとし「メールも音声データもある」と明かした。

 また、協会側は「(ITTFが)シングルスは世界ランキング上位2人が望ましいと発表」したと解釈したが、NOCが代表選手を決定できるとの記載がなかったため、発表翌日の先月12日に「選考に関する記載と4月の(説明)内容に齟齬(そご)があるのか確認させてほしい」と質問状を提出。ITTFからは電話で「日本卓球協会が考えている選考基準で全く問題ない」と回答があったという。

 しかし、協会が正式な文書を求めても今月8日までに届かなかったため、9日に選手らに現状を説明。宮崎氏は「日本卓球協会が制定したパリ五輪選考の考え方はまったく変えることなく、そのまま選考できると思っているが、文書が来ないのでなかなか『決定版』として選考基準を発表できないということ」と語った。