これが今の立ち位置だ。競泳の世界選手権初日(18日、ハンガリー・ブダペスト)、男子400メートル個人メドレー決勝が行われ、前回大会覇者の瀬戸大也(28=TEAM DAIYA)は4分11秒93で6位。東京五輪200メートルバタフライ銀メダルの本多灯(20=日大)は4分12秒20の7位だった。
「日本を代表して行かせてもらうので、負けたくない気持ちもある」。強い気持ちで挑んだレースだったが、現実を突きつけられた。3月の国際大会代表選考会後からは、2016年リオデジャネイロ五輪女子200メートル平泳ぎ金メダルの金藤理絵氏を育てた東海大水泳部監督・加藤健志氏に師事。拠点も東海大近くに構え、2年後のパリ五輪金メダルに向けた挑戦をスタート。「世界選手権に向けての練習はしていない」と、大会直前でも基礎固めをメインにトレーニングを積んできた。
今大会は4分7秒台を目標に掲げる中、予選は4分10秒51の全体4位で通過。決勝は予選よりタイムを落とす形となった一方で、優勝したレオン・マルシャン(20=フランス)は世界歴代2位となる4分4秒28をマークした。この結果に、瀬戸は「思ったよりもかなり速かった。ここからパリまでは一生懸命努力しないと勝てない」と悔しさをにじませた。
ただ、あえて調整をしなかったのにはワケがある。以前は世界選手権でメダルを量産しても、五輪イヤーに結果を残すことはできなかった。「本当に一からやり直す」(加藤氏)。今までの瀬戸の考えでは五輪で勝てない――。パリ五輪で金メダルを手にするべく、加藤氏が逆算したプランを描いているのだ。
「パリで結果を出すという目標をブラさずにいきたい」と瀬戸。3度目の正直へ、今は我慢の時間だ。
また、同日に行われた女子200メートル個人メドレー準決勝は大本里佳(25=ANA)が全体7位で決勝進出を決めたものの、東京五輪個人メドレー2冠の大橋悠依(26=イトマン東進)は13位で敗退となった。












