新たな領域に足を踏み入れた。競泳の国際大会日本代表選手選考会最終日(5日、東京辰巳国際水泳場)、男子100メートルバタフライ決勝が行われ、東京五輪代表の水沼尚輝(25=新潟医療福祉大職)が50秒86の日本新記録で優勝。派遣標準記録(51秒47)も突破し、世界選手権(6~7月、ブダペスト)の代表に決まった。
ついに51秒の壁を越えてきた。13年間破られなかった日本記録。水沼自身もかねて意識してきた記録だった。「泳いでいる感覚は51秒の頭くらいかなと思った。実際に自分がタッチして日本新記録のコールが鳴って『いったい誰なんだ?』って思ったら自分だったので、この気持ちをこれからも持ち続けていきたい」と興奮気味に語った。
この日のタイムは東京五輪4位相当。世界で戦う力が付いたと実感できたレースだったが、本人に慢心はない。「(東京五輪は)あくまで過去の記録であり、4位というところなので、まずは本当に50秒台をどれだけコンスタントに出せるかがそういうところでのメダリストに続けると思う。そこを1つのポイントとして取り組んでいきたい」と決意を新たにした。
世界選手権まで残り3か月あまり。「感染予防を徹底して、さらに自分のコンディションを高めていきたい」。東京五輪では準決勝敗退に終わった。悔しさをバネに、次は世界にミズヌマの名をとどろかせる。












