10月の秋巡業中に鳥取県内で横綱日馬富士(33=伊勢ヶ浜)が幕内貴ノ岩(27=貴乃花)に暴行を加えた問題で28日、鳥取県警の事情聴取を受けた横綱白鵬(32=宮城野)は、報道陣に「自分の知ったことを全て伝えた。後は(日本相撲)協会と警察に任せたい」と述べた。7時間半に及ぶ事情聴取の中で白鵬は「ビール瓶ではなく、カラオケのリモコンで殴っていた。自分が制止した」などと説明した。29日には相撲協会危機管理委員会の聴取を受ける。
鳥取県警は同席した力士らの聴取を終え、年内にも傷害容疑で日馬富士を書類送検する方針。そうしたなか、相撲協会と鳥取県警は元小結旭鷲山(ダバー・バトバヤル氏=44)の“暴走行為”に大激怒しているという。メディアで“未確認情報”を発信して混乱を招いているからだ。貴乃花親方(45=元横綱)は弟子の貴ノ岩と元旭鷲山の接触を認めつつも、元旭鷲山の発言内容は「不正確」としている。
また、現場に同席していた横綱鶴竜(32=井筒)は県警の聴取に、日馬富士が殴った回数について10~15発としているのに対し、元旭鷲山はメディアに「50発」と発言。ビール瓶で殴ったことに関しても発言が食い違っている。
元旭鷲山が貴ノ岩とされる人物の「裂傷写真」を公開した“暴走行為”にも、角界関係者は激怒。旧知の間柄の親方が「余計なことを話すな」と忠告しても、本人は全く聞く耳を持たなかったという。こうした状況では何か別の目的があるのか、と勘ぐられてもおかしくはない。
この行為には鳥取県警も怒り心頭。ある警察関係者は「今回の事件の一番のポイントは凶器(瓶)の使用の有無。次はケガの程度で、患部を縫ったかどうかが重要だ。打撲程度では事件にならない」とした上で「第三者(元旭鷲山)が勝手に出てきてペラペラしゃべられたら、警察としては迷惑以外の何物でもない」と断言した。












