大相撲名古屋場所初日(4日、愛知県体育館)、綱取り初挑戦の大関照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)は幕内遠藤(30=追手風)を寄り切って白星発進した。

 相手に飛び込まれるも慌てることなく振りほどいて退け「落ち着いて取れてよかった」。先場所14日目の対戦では行司差し違えで黒星を喫し、優勝が持ち越しとなったが「考えていなかった」と平常心を貫いた。

 番付の頂点を目指すプレッシャーについても「特にないので、一日一番集中してやるだけ」と照ノ富士。手が届くところに迫ったチャンスを逃すわけにはいかない。