女子ゴルフの「ダイキンオーキッドレディス」2日目(5日、沖縄・琉球GC=パー72)、10アンダーで首位に並んだ森田遥(24=新英ホールディングス)が「昨年は予選落ちのつもりでホテルを取ったりしていました」と打ち明けた。

 昨年は13試合で予選落ちが10回と大不振。「悪いのが続くとメンタル面で…。いいショットを打っても悪いショットのイメージが残ってしまうんです」。予選落ち前提でホテルを予約するほど弱気になっていたという。

 一方、堀琴音(25=ダイセル)は1オーバーの45位でほぼ2年ぶりの予選通過。ラウンド後は他の選手やキャディーからホテル情報を仕入れていた。

 初日に4オーバー、89位と出遅れたため、予選落ちを覚悟し「ホテルをキャンセルして、今朝チェックアウトしてきました。(出遅れた時は)みんなそうなんじゃないですかね?」。ホテルによってはチェックアウトやキャンセルを予選ラウンドの結果が出るまで待ってくれるケースもあるという。

 新人時代の松田鈴英(23)は常に予選ラウンドまでしかホテルを取らずにツアーに出場。小祝さくら(22=ともにニトリ)は一昨年まで母・ひとみさんとの相部屋が基本だった。

 全国各地を転戦するツアープロはかかる経費も莫大。節約という意味でも、それぞれのホテル事情があるようだ。