結婚を発表した2010年バンクーバー五輪フィギュアスケート女子金メダリストのキム・ヨナ(金妍児)さんを特集し、その実績を称えた。

 中国メディア「捜狐」は「キム・ヨナ、結婚おめでとう」と題した特集を掲載。バンクーバー五輪での優勝などその輝かしい実績を振り返りながら「2014年のソチ五輪で、金メダルはアデリナ・ソトニコワ(ロシア)ではなくキム・ヨナのはずだったと誰もがみている」と主張した。

 ソチ五輪の採点を巡っては当時大きな物議を醸し、キム・ヨナさんの金メダルを主張する声も上がった。そうした経緯も踏まえて「キム・ヨナはソトニコワに勝っていた。羽生結弦より先に五輪2連覇を達成していたはずで、伝説的な初のアジア選手になれた」と惜しんだ。

 そして「フィギュアスケート不毛の地で生まれたという困難を優れた実力で克服して、参加したすべての大会でメダルを獲得した。表彰台には常にキム・ヨナがいた」と称賛した。

 中国メディアの報道を受け、母国韓国でもソチ五輪での判定を巡る議論が再燃。「MKスポーツ」は「中国でフィギュアの伝説キム・ヨナが、ソチ五輪でも事実上金メダルだったと伝えた」などと報じた。

 中国では今でもキム・ヨナさんが羽生に並ぶ人気を得ているようだ。