北京五輪のフィギュアスケート男子シングルで4位だった羽生結弦(27=ANA)の進退に注目が集まっている。そうしたなか、今後の活動において頼もしい“最強パートナー”がいることがわかった。(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)

羽生は北京五輪で4位に終わったが、視聴率はやはり抜群だった。

 先月8日のショートプログラム(SP=日本テレビ系)は平均世帯視聴率12・1%、平均個人視聴率6・2%、10日のフリー(NHK総合)は世帯26・0%、個人14・9%、20日のエキシビション(テレビ東京系)は世帯11・1%、個人6・5%だった。

 羽生はエキシビション後、進退について「フィールドは問わないって自分の中では思ってます」と明言せず、1週間以上が過ぎた。今後の動向が注目されているなか、羽生にとって実に頼もしい“最強パートナー”がいるという。

「現役の敏腕弁護士Aさんです。羽生選手はマネジメントや著作権などを管理する個人事務所に所属していますが、その事務所代表がAさんなんです。これまで東京地検特捜部の検事、東京地裁の裁判官を歴任した司法のエキスパートでもあります。羽生選手の家族と付き合いがあった縁で、代表に就いたそうです」(テレビ局関係者)

 A氏はかつてレスリングのパワハラ問題で調査を担当しており、スポーツの問題も経験がある。

「Aさんは英語も堪能。Aさんが所属する法律事務所も、世界各国の法律事務所で構成される“法律事務所グループ”に入っているほど、国際法務を得意としています。世界を股にかけて活躍する羽生選手の“法の番人”としてはうってつけでしょう」(前出関係者)

 羽生は世界的に活躍する氷上のスターだけに、周囲から狙われやすい。

 北京五輪の開幕前には、3連覇の偉業を見越して本人の偽サインが多数、ネットオークションに出品される問題が浮上。偽サイン1枚につき7万~8万円を荒稼ぎする不届き者がいるという。

 実際に各界の著名人の詐欺被害事件は断続的に発生。直近では、2018年に将棋の藤井聡太六段(当時)の偽サイン色紙を販売したとして、詐欺容疑で派遣社員の女が逮捕された。また、昨年には女子ゴルフの渋野日向子の偽サイン入り写真を販売したとして、やはり詐欺容疑で介護職員の男が逮捕されている。

「アスリートや芸能人の事務所の代表を弁護士が務めるケースはなかなかないでしょう。羽生選手が仮に“事件”に巻き込まれても、Aさんが対応してくれるはずです」(同)

 A氏は普段、弁護士として都内の法律事務所に在籍しており、羽生の事務所代表はそれと兼務している形だ。
 当のA氏に取材を申し込むと、「特定の事案について取材は受けておりません」と丁寧な口調で話した。「弁護士の中にはお話し(取材対応)する方がいますが、本当は守秘義務違反ですよね」と苦笑い。氷上のスターの法の番人はリンク並みにガードが堅かったが、これなら熱烈な羽生ファンも安心だろう。